周原博物館

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 周原というのは、周人発祥の地という意味で、古公亶父(文王の祖父)が岐山のもとに国を建て、はじめて国号を周と称した場所です。陜西省の岐山・扶風両県の北部にあり、東西約3q、南北約5qあります。この地域からは、かつて盂鼎や毛公鼎が出土しました。そして新中国成立後も断続的に発掘が行われ、青銅器などが出土しました。1976年からは、陜西省文物管理委員会・北京大学・西北大学が共同して組織的な発掘に取りかかり、建築群・手工業工房遺跡・西周甲骨文・墓地等にわたって大きな発見がありました。
 周原博物館は、1988年3月に、法門鎮召陳村に作られました。館には、76年以来の出土品から、青銅器・玉器・陶器・磁器・骨器等が収蔵されています。また、それらの一部を展示公開しています。陳列品は、青銅器と陶磁器が主です。展示室はそれぞれ中庭に面してコの字型に3室あります。
 周原博物館の道路を挟んで反対側が遺址跡で、現在は保存のため埋め返されています。

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